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プレイベント《白須賀歴史まちあるき&お話会》開催レポート

2022年7月14日(木)、参加アーティストや一般の方を交え、白須賀を知るためのまちあるき&お話会を開催しました。

まずはおんやど白須賀にて、白須賀宿について説明を聞きました。

おんやど白須賀

白須賀宿は東海道五十三次の32番目の宿、遠江国の西端で、現在では静岡県の最西端。元々海沿いにあった宿場が、宝永4年の地震・津波によりほぼ全滅。翌年に坂の上の高台に宿場ごと移転したそうです。

南海トラフに位置し、古来より地震が多く、江戸時代以降も関東大震災、戦時下の地震など何度も地震の被害に遭ってきた土地の歴史を知りました。

おんやどの前の坂は潮見坂(汐見坂)と言って、安藤広重の浮世絵にも描かれている有名な景勝地。

その昔、家康が信長を茶でもてなした場所で、明治天皇が行幸の際に初めて太平洋をご覧になった場所、多くの旅人が行き来し、景色を楽しんだことでしょう。冬には富士山も見えるそう!

白須賀は、端午の節句でおなじみの「柏餅」の発祥の地とも言われているそうです。
かつて豊臣秀吉が気に入って「勝和餅(かちわもち)」と呼ばせた逸話が残っているとか。

その後、まちを歩きながら、参勤交代のために曲がった道の曲尺手、宿場町を火事から守る火防樹、地獄の閻魔大王が祀られた十王堂、見ざる聞かざる言わざるの庚申堂などを見学。

東海道の宿場町であった面影を残す佇まいが随所に見られますが、ほとんどが空き家となっており、失われつつある風景であることが分かりました。

今回は白東館(旧吾妻屋)でイベントを開催しますが、ぜひ白須賀宿も足を運んでいただきたいです。

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